やめ蔵の生い立ち
やめ蔵はごく普通の昭和の家庭で生まれ育ちました。
父親はサラリーマンで母親はパートで働くどこにでもあるような家庭です。
月に1回お小遣いをもらって、もらったその日に全部使ってました。
その翌日には来月のお小遣いで買いたい物を物色しつつ日にちが経過するのを待って小遣いまだかな〜と毎日思っていました。
今思うと、この頃初めてサラリーマンの小遣い制を学んだような気がします。
学生時代
ごく普通の小学校、中学校、高校に通い日本のサラリーマン育生教育方針に沿ったリーマン特別英才教育で育ちました。
特にやりたい事も無く進学せずに就職する選択をしました。
学校を出たらサラリーマンになるように仕向けた教育だったんでしょうね。
もちろん、学校ではお金の勉強や投資などは学べるはずもないのに、
税金だけはきっちり収めるように国民の義務の一つ、【納税】を
しっかりと小学生から刷り込まれました。
そして疑う事さえ教えてもらえないまま立派なサラリーマン脳を持った納税マシーンが出来上がりました。
そして見事なサラリーマンやめ蔵が誕生した
今でこそ独立、起業などは普通な選択肢になりつつありますがその当時はサラリーマン1択みたいな時代でした。
高校を卒業してから特別やりたい夢も無く納税&年金支払いのために就職しましたが、何か違うよな〜と違和感を持ったまま働き続けました。
その違和感は日に日に増していき、自分は何の為に働いてるのだろう?と毎日強く思い続けてました。
当時の日本の会社は、好景気も作用して働き手はいくらでもいましたので人材なんて募集すればいくらでも集まるくらいにしか思ってなかったでしょう。
会社の言うことを聞かない人間はすぐに転勤させられたり、部署を移動されたりとやりたい放題な一面もありました。
やめ蔵 転職計画
そんな若い時期を過ごしながら、転職にもチャレンジしました。
昭和と言う時代はなんでも有りの時代でした。
その面接のひどいこと。
やめ蔵当時の面接体験談
自宅から割と近い会社で求人が出ていたので面接に行くことにしました。
実はやめ蔵は面接が大嫌いです。
かしこまった格好をして作り笑顔に作った喋り方、そんな事でその人の何がわかると言うのでしょうか?
その人の本質なんて見抜けてないよな〜と思ってました。
話が脱線しました。
やめ蔵が実際に受けた面接例
その求人表には、面接した所が勤務地、転勤なし、面接1回、合否は2日後、などなど。
イヤイヤながらスーツを着て出発。
到着して受付で伝えて面接室に入りました。
すぐに担当の方が来られました。
面接を開始して少し喋った10分後に突然の合格発表!
でもちょっと怪しいな〜と思いながら話を聞いていると、勤務地は遠く離れた地方の営業所。
合格と言っておきながら、2回目の面接が本社であるらしく、ここから飛行機か新幹線で移動しないと行けない場所です。
それを聞いた瞬間に「もう結構です」と即答してました。
面接で思う事
企業の採用担当は、出来るだけ多くの人を集めて、その中から選んだ方が効率がいいし、有能な人が見つかるかもしれないでしょう。
5人面接に来るより50人来たほうがいいに決まってますから。
そんな企業の事情に巻き込まれて、無駄な時間、何通も書かないと行けない履歴書、写真、電車賃、無意味な期待と不安・・・
書き出したらきりがないくらい無駄な行為です。
求職者の事など一切考えて無いように感じます。
採用する気も無いのに「とりあえず面接だけ来てくれる?」なんて言われたこともありました。
挙げ句の果に、「なんでこの会社に入りたいんだ?志望動機はなんだ?」と上から物を言われた事もありました。
他の人は「将来性がうんたらかんたら・・・」とか「小さい頃からやりたかった仕事です!」とか言ってました。
やめ蔵は、何も思いつかなかったので、「生活の為です」と言ったことがあります。
やめ蔵は何も嘘はついてないし、バカ正直に本心を言っただけです。
そしたら当然の不合格。
そんな会社、こちらから願い下げです。
やっぱり面接って自分の大事なお金や時間を無駄に消費してるだけだと強く思いました。
それに偉そうな人が面接担当だと困ります。
求職者を仕事もしない駄目なやつと見下してる感満載です。
会社の役職が上だと人間的にも上だと勘違いしているそこのオジサン達は気をつけた方がいいですよ。
だって、会社を一歩出た瞬間からあなたは只のオジサンなのですからね。
日本もそのうち「自分はこれだけの仕事が出来ます。年収はいくら出してもらえますか?」
こんな面接になって欲しいものです。
やめ蔵のその後
その後、知人の紹介などもあってスキルアップの為と人生経験向上の為に何度か転職しましたが、やはり組織の歯車感、雇う側の管理職の能力不足がなんとも納得出来ませんでした。
出来ない人やわかってない管理職に色々指図されるのが耐えられませんでした。
全然わかってない上司から、間違ったやり方を強要されて「それは間違っているのでこっちの方がいいと思います」とやんわり拒否したら評価を下げられたりと好き嫌い人事が横行してた時代でした。
そして今のやめ蔵が出来上がった
今の会社は知人からの引き抜きで入りました。
面接と言うか、給料や休日などのすり合わせなどが目的の話し合いでした。
今の職場は中小で社員数も少なく、少ないゆえに少しだけ責任のある立場にあります。
経営者にとっては使いやすい見事なザ・サラリーマンですからね。
社長はとても良い人で頑張りもそこそこ評価してくれています。
しかし、やはり細かい所までは見えていないようで
ゴマすり社員と本気で真面目な社員の違いがあまり見えないようです。
経営者の思考とサラリーマンの思考
給料は年齢の割に少な目でボーナスは出ます(年2ヶ月分くらい)
むちゃくちゃ節約生活せずになんとか暮らして行ける範囲です。
中小企業の場合、この贅沢しなければなんとか普通に生活出来ると言う金額設定が絶妙なんですね。(経営陣からみたら)
経営陣は出来るだけ少ない給料で長い時間仕事をさせたいのが本音でしょう。
そうすれば会社は儲かリますよね。
残業代が出ない場合はその時間の人件費はタダと言うことになりますから。
だから固定残業があるんですね。
残業してもしなくても同じ給料なのだから、残業させない手は有りません。
求人に固定残業代支給で残業少なめって書いてあったら要注意ですよ。
従業員は従業員で逆らったらクビになるとか左遷とか昇給がとか色々考えてしまいますよね。
もうすでにそれがサラリーマン的思考なんですね。
従業員を大事にしない会社
従業員を大事にしない理由は、辞めてもまた代わりに人を入れたらいいと言う考えでしょう。
従業員には死なない程度に休みと給料を与えていればそれでいいでしょうから。
でもさすがにむちゃくちゃ給料が少なすぎると従業員のほとんどが辞めてしまいます。
いくらなんでもそれでは会社も困ります。
特に仕事の出来る人からいなくなるんですね。
そしてどの会社にも残るのは残念な人ばかり。
そうなると企業も困りますから、仕事の出来る人はちょっとだけ待遇が良くなったりすることがあります。
やる気のある人や仕事の出来る人には、ちょっとだけ昇給して経営者自ら「いつも頑張ってるね、給料上げといたから、これからも期待してるよ」なんて声でもかけたら喜んでガムシャラに働いてくれるでしょう。
今までやめ蔵がお世話になって来た中小零細企業の特徴
中小企業特有の休みの少なさ。
週休2日なんて夢のまた夢
拘束時間の長さ。
1日12時間なんて当たり前
有給が取りにくい。
毎年キッチリ消化した事など全く無いです
よくある事ですが、求人の条件と実際の条件が全く違うんです。
やめ蔵が働いて来た今までの職場も大体こんな感じです。
こんな感じの環境に長年いると、会社や仕事のために生きているように思えて来ます。
いろ いろ書きましたが、現状は会社に属して仕事をして給料をもらっている身分なのでただのサラリーマンです。
この状況を打破して自分で1円でも多く稼いで会社のお世話にならずに経済的に自立したいと言う事なんですね。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
つづく
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